「 山を愛し 土に親しみ 花を愛す 」
この碑文は、亡くなられたお母様を想って書かれた娘さんによる自筆の文字です。故人の愛した山の写真をお借りして石のれん風に彫り、棹石の背後に備え付けました。
さらに棹石の丸の角度と表面(彫刻面)のバランスにも苦心いたしました。
書家の先生が書かなくてもいい。うまいへたは関係ない。遺された方が亡くなった方のことを思って書く。
その思いを彫ることに意味があるのではないでしょうか。
お客様がふだん使っているペンを使ってもらい、丁寧に、リラックスして書かれた文字に、パソコンで補正を加え、彫りました。
故人様は社会人野球の選手で、野球にちなんだバットやボールをあて、骨堂は中央に一つしかないところに、墓石と五輪塔の二つがはまるように、サイズを調整致しました。